2015/06/27

環境|輝度と昼光率



輝度と昼光率について、
昼光率は、天空輝度が変化しても
分子(室内におけるある点の昼光照度)と分母(全天空照度)が
同じ割合で変化するので、変化しない。

という問題はよく見ますね。

07024昼光率は,天空輝度の時間的変化に応じて,絶えず変化する.→×

ただし、測定位置が変わり窓との関係や壁との関係等が変化したり、
窓外の条件(木があるとか、ガラスの種類とか)も変化したりすることで
輝度が変化すると、昼光率は変化。
これは、分母(全天空照度)は変化しないが、分子(室内におけるある点の昼光照度)が
変化するので、昼光率が変化するわけです。

下記のような問題、「天空の(相対的な)輝度分布」という条件。
相対的な?って何だと一瞬考えて、(国語力が足りないと)前出の話と照らし、
輝度分布の変化によらず、昼光率は変化しないという知識のもと、×。

まんまと、間違えます。

10044昼光率は,天空の相対的な輝度分布によって異なる.→○

どんな条件なのか、しっかり判断したいところです。


昼光率に関する知識のまとめ
・昼光率=室内におけるある点の昼光照度/全天空照度
(つまり、室内のある点の昼光照度=昼光率×全天空照度)
・設計用全天空照度には、暗い日5000lxを採用
・普通教室の昼光率は、2%。住宅のリビング、ホテルロビーは、0.7%。病室は、1.5%。

昼光率って低!!と、はじめて知ったときは感じました。
勝手に外の明るさのまあ20~30%くらいとか想像していました。
なんでも昼光だけで明るいと感じるのは、5%以上だとか。
(昼光のみの手術室は10%)

つまり上記基準は、照明の補助として昼光がどれくらい必要かという基準なのかな?!

と勝手に結論づけてます。

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