2017/01/31

《製図》エスキス再構築2

エスキスの再構築で、とても役立ったことを紹介します。

それは、理想的なプランニング手順を真似する方法です。
実際にやったのは、Nのエスキス解説ビデオを何度も見直し、その手順をすべてトレースし、どの段階で、どんなことを考えているか頭にたたきこみました。

エスキスの手順はテキストを見ればわかりますが、プランニング手順は、どこまで考えているかは、ケースバイケースでもありわかりづらい部分でもありました。

プランニングは、ゾーニングからはいり、コアの位置候補をアバウトに書き込み、上下階の位置を考慮しつつ、要素を入れ込み検討を進めます。
そのアバウトさ、どの段階でなにを決めるかのタイミングを観察し、プランの中身がどんどんまとまっていく手順を書き出していきました。
そうした一連の流れを真似することで、少しづつ上手なプランニング手順を身につけられたと思っています。

また、理想的な手順をトレースするのと同時に、自分なら次の手順で何を考えてどんなパターンを考えるかを考えました。その後、解説ビデオを見返し、それが考えすぎなのかといったこともチェックしました。パターンを出しすぎても悩むだけなので、その検討の程度を身につけるトレーニングにもなったと思います。

Nの解説ビデオの手順は結構理にかなっているという印象がもてました。私には結構フィットしたので、こういった勉強をすることができました。

A2のエスキス用紙に書き込まれた状態の参考例を見ても、なかなかその手順の詳細を読み込むことは難しいですが、同時進行で手順を見ることができたのは、非常に参考になったと思っています。








2017/01/30

《製図》エスキス再構築1

エスキスは、後半戦までなかなか思い通りに終わらず苦労しました。
時間が想定より20~30分程度長くかかりました。

製図は時間との勝負。時間管理は大切です。
エスキスと作図の手順は早いうちに固定化しておくのをおすすめします。
そして、その作業ごとに時間をチェックし、見直し、他の課題と見直すことで、自分の弱点が見えてきます。

手順毎に時間をはかり、どの部分で時間がかかっているのかをチェック。そうすることで自分の弱点を知ることができました。


(音のでないストップウォッチは必須です。)

私の場合は、ちびコマや倍コマをなんとなくそこまでパターンだしせずに1/400に突入。そこでプランがうまくまとまらず詰まってプランをこねくりまわしているうちに時間がかかることが多いことがわかりました。
そこで、最初に対処したのが、悩んでいる部分を倍コマやちびコマというひとつ前段階の方法に戻って検討をしました。そうすることで、検討時間が短縮できることがわかりました。
もっとちびコマや倍コマに時間を費やすことと、手順をいつでもさかのぼれるようにしておくことです。
時間優先と思って、省いたり手戻りがいやでやっていたことが逆に時間を食っていたことがわかりました。

こんな感じで、自分の弱点を洗い出し、それに対してどんなことが有効かを検証しました。当初、機能図を書かずにエスキスをしていましたが、後半に入り取り入れるように手順を変えました。

5分の作業時間の追加が、その後の10分の短縮になれば、時間は縮まります。そんな感じで自分のエスキス方法をアップデートしていきました。



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2017/01/27

瞑想

製図試験の時、瞑想を取り入れるとミスが劇的に減るという噂がありましたが、実践せず。
既に昨年の話題かもしれませんが、マインドフルネスを生活に取り入れてみようかと思います。きっかけは、育児疲れのママさんにも短時間で気持ちの変化があるということを知り、夫婦で朝、息子が起きる前の10分間、ー、、やってみようかという流れ。

結果はいかに?!三日坊主にならないように実践してみます


とりあえずの入門版?!
CD付きはやりやすそう


ブームのきっかけ的な本?!
そこそこ知りたいひとむけ??


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2017/01/21

《学科》計画は休暇時間で勉強する

学科において苦手な人はとことん苦手な計画における作品について、単に暗記物としてしまうと膨大な作品群の前にたちうちできません。
そんなものに対して特別勉強時間を確保しなくとも、対応できる方法があります。たまたま図書館で見つけた本と昨年出た本は、楽しく時代背景や特徴を捉えながら読むだけで覚えられるかもしれない本です。結構面白く読めるので、私は学科時代に勉強の合間の休み時間に読んで作品を覚えました。ビジュアルで印象として読み込めるので細かいこと覚えなくても対応できちゃうかもしれません。
図書館にある本なので、試し読みしてみるといいかもしれません。五十嵐太郎さんの著書は、面白く建築をとらえることができて面白います本が多いので、好きです。

おかしな建築の歴史



現代から歴史を遡って、作品を紹介。紹介の仕方は一つのキーワードをもとにその特徴をビジュアル多めで解説。

図面でひもとく名建築



写真だけではわからない作品の特徴を図面を読み解きながら説明。
ル・コルビュジェ、フランク・ロイド・ライトら近代建築の巨匠をはじめ、フランク・ゲーリー、SANAAの現代建築、薬師寺東塔、シャルトル大聖堂等の歴史建築まで66の事例について具体的な図面の読み方を解説しています。

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2017/01/20

《製図》参考にしたもの

1年目は時間もなかったので、記述のネタは学校の解答例をひたすら模写し、パターンとして刷り込む作業が主体でした。内容を考えるより、時間を短く端的に質問に回答する訓練しかする時間がなかったです。
2年目は半年間の準備期間があったのと、どんな課題がでるか定かではなかったので、幅を広げるためにも以下の2つの資料を参考資料として眺めてました。



限られた枚数で、計画内容を端的に伝えるためのプレゼン資料です。建築計画だけでなく、構造と設備についても少ない文章とイメージで審査員に伝えるための表現は、記述の試験においてとても参考になると思いました。
記述の回答をする際に、今までにない切り口や表現を会得することができます。といっても、結局時間優先でありきたりな回答になりますが、どんな問題がでても答えられるという心の持ちようが違ってきます。
内容は基本的内容から最新技術や傾向についても提案されているので、単純に建築の知識の蓄積としても役立つものだと思っています。




公開されているものは庁舎などが多いのですが、実際に建つ建物についてどのような計画がされているのか見ることができます。図面とその解説を見ることができるので、環境、設備計画、構造で、実際につくられる技術を知識として会得できるので、記述のネタになります。実務で大規模案件をやったことがない方でも、実際の設計でどのようなポイントが重要なのか見ることができるので、参考になるかと思います。



相変わらず試験と実務はかけ離れたものですが、ここ数年で少しだけ受験者の「提案」のアピールが採点の対象となってきたように思います。「提案」ありきでは、案はまとまらないので、試験と割り切る必要がありますが、「提案」がない回答は小さなミスひとつで他の案に負ける案になってしまうような気がします。
できるだけきれいなプランをつくってできる余白や図面表現に現れない部分に「提案」をぶち込むイメージです。
記述は、そんな「提案」を好き勝手できる側面があるので、実践的な知識があったほうがプラスになるかと思います。ただ単に単語を並べた文章は読んですぐわかりますので、一歩踏むこめる記述を書けるように準備することは大切だと思います。


上記2点の資料は、コンペやプロポの勝者が作成している資料でもあります。そういう意味でも洗練され役立つ内容がたくさんある参考資料かと思います。先にも書きましたが、実際の試験ではここで得た知識はほとんど披露できないまま終わりますので、無駄な勉強と言われるかもしれませんが、どんなポイントをアピールしたら良いのかといった基本的な部分でも、自分的には大いに参考になったと思っているので紹介しておきます。


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2017/01/17

《学科》もう間に合わない?

という質問がありました。

資格学校は昨年11月から講義開始。
ブログ大賞参加者もそろそろ1巡終わり。
法例集線引きも正月休みに完了。
そんな話がちらほらしてくる最近。

勉強のスタートが遅れて、勉強始める前から早くもやる気低下中。

そんな経験を過去に何度もしたわけですが、学科通過した2015年はまだ勉強始めてません。

2015年1月22日に合格物語を購入した記録があります。その日からタブレットPCを買い、新しい法例集を買い、勉強の体制を1週間位かけて構築して、一月末に勉強を開始しました。

製図は三回のリミットがあり、角落ちすると、振り出しに戻ることになるので、みんな死ぬ気で頑張ります。学科もあと一回と本気で思い続ければ、今何をしなきゃならないか、自ずと見えてくるはずです。

まだまだ遅くはないです。

これからやる事の参考例です。

① 最新の勉強道具を揃える
法改正もあるので、最新の情報で勉強するのが一番です。今年で最後なので惜しまず勉強環境を整えます。
合格物語を使うなら絶対タブレットPCがオススメです。選ばなければ安い買い物です。
Nでもテキストだけで10万という自宅学習支援のコースがあります。


② 過去の試験結果を検証する
受験経験ある方は、ウラ指導の取りこぼしチェッカーで、昨年の結果を検証してください。難しくない問題を落として不合格になってることがわかるはずです。そこに気付ければ、合格ラインがそこまで高くないことを体感できます。

③ 毎日勉強する癖をつける
5分でも5問でもいいので、毎日勉強したという事実を積み重ねます。そのうちもっと勉強したい気分になってきます。その前にやめたい気持ちに襲われますが、瞑想でもして乗り越えます。

④ GW前までの目標を設定
GWは、勉強時間確保できる最大の時期。そこまでにどんなことが出来てればいいかなと想像してください。
自分はとりあえず過去問全てに触れておければいいなと思ってました。欲を言えば、理解度を広く浅く自分で把握しておくことと考えてました。理想的な目標と最低限の目標を決めるといいかもしれません。
ちなみに私は理想は2巡。最低は1巡とし、1.5巡くらいが実際だったかと思います。

⑤ 1週間の目標をたてる
GWまでの理想的な仕上がり具合を考慮して、過去問をこなすペースを計算。単純に7000問という母数を1巡目標日までの日数で割って、1日の量を算定。
しかし、大抵この算定した量はこなせないので、都度、目標日を変更し、柔軟に対応(甘やかす)ことが肝です。
ただし、③と④で決めた最低ラインをわらないことは死守します。

⑥ 目標は高くしない
目標を高くしすぎないことが継続の肝と思います。特に初期はわからない問題だらけでかなりへこたれます。しかし、GW後のラストスパートに活きるので、量をこなすより継続することを重要視して進めるといいかもしれません。
私の場合は、七月に入ってようやく点と点が繋がり始めた感覚になったように記憶しています。絶対間に合わないと7月まで思ってました。でもそこからの理解度が深まる感覚のスピード感はは結構快感でした。

⑦ 講義を活用
地域が限られますが、合物とウラ指導の講義は参加したいところです。ポイント学習となり、1人悶々と進める勉強のリズムとやる気を作ってくれます。
そこでの落とし穴は、勉強仲間を作りすぎないことです。情報交換会と称した飲み会が多発してたようにも思います。
人によりますが、私はそのような時間より自分でやるのが性格にあっていたので、講義終了後は質問がなければ速攻で帰宅して復習。

⑧アウトプット
勉強はインプット。ですが、しばらくやっていくうちに、今日は何を勉強したかを必ず振り返るようになりました。それがブログという形式だったのですが、インプットしたままではなくこのアウトプットすることが、よかったのだと思ってます。
ブログ大賞というシステムがありますが、合う合わないがあります。自分なりの方法を見つけるのが大切です。

といった感じです。
まずはGW前の前半戦です。何やったらいいかどんな勉強法がいいかなんて、人のアドバイスほど信用できないものはありません。
まずはシンプルに目の前にある過去問に向きあって、そこで見えてくる次のステップを考えていくのが、正解だと思います。
悩んだら人に与えられる情報より自分で探した情報をあてにして試行錯誤を繰り返しました。
少なくとも私はそうやって勉強を続けて結果を出すことが出来ました。

まだ間に合います。

2017/01/14

《製図》ユープラ分析【補足図】

記述の検証も進めます。
自分の中では記述はノーミスが当たり前と思いながら取り組みました。記述でのミスは図面上のミスで考えれば、大きなミスと同等。減点にはならないと思ってますが、試験への取り組む姿勢として補足欄は必ず記入しようと心がけました。

合格案68案のうち
・①②共に記入  29案
・①のみ記入 5案
・②のみ記入 22案
・記入なし 12案

ということで、なにかしら書いた人は、約8割。
①は書けなくとも、②(自然換気、自然採光)は簡単な図で表現できるはずです。そんな訳か、②のみに対応した人も多く、空欄よりかは何か書こう。でも間違いのない範囲で。という判断でしょうか。

プロポ等でよく見る環境断面の簡易版をつくり、そこに注釈して表現するのがスマートな回答のように思います。



つまり、作図した断面をシングルラインにして空欄に書けば済んだ話。=エスキスで書いた断面検討の絵を書けばよかったという話。
新たに追加して考える必要はなかったように今気付かされます。

記述は言葉の羅列ではなく、プレゼン資料。コンペやプロポの資料作成の感覚を取り入れると勉強しやすいかも。

そんな感覚で取り組むと仕事にも役立つし、いいものが出来上がり、合格に近付けるかもしれません。