2017/01/31

《製図》エスキス再構築2

エスキスの再構築で、とても役立ったことを紹介します。

それは、理想的なプランニング手順を真似する方法です。
実際にやったのは、Nのエスキス解説ビデオを何度も見直し、その手順をすべてトレースし、どの段階で、どんなことを考えているか頭にたたきこみました。

エスキスの手順はテキストを見ればわかりますが、プランニング手順は、どこまで考えているかは、ケースバイケースでもありわかりづらい部分でもありました。

プランニングは、ゾーニングからはいり、コアの位置候補をアバウトに書き込み、上下階の位置を考慮しつつ、要素を入れ込み検討を進めます。
そのアバウトさ、どの段階でなにを決めるかのタイミングを観察し、プランの中身がどんどんまとまっていく手順を書き出していきました。
そうした一連の流れを真似することで、少しづつ上手なプランニング手順を身につけられたと思っています。

また、理想的な手順をトレースするのと同時に、自分なら次の手順で何を考えてどんなパターンを考えるかを考えました。その後、解説ビデオを見返し、それが考えすぎなのかといったこともチェックしました。パターンを出しすぎても悩むだけなので、その検討の程度を身につけるトレーニングにもなったと思います。

Nの解説ビデオの手順は結構理にかなっているという印象がもてました。私には結構フィットしたので、こういった勉強をすることができました。

A2のエスキス用紙に書き込まれた状態の参考例を見ても、なかなかその手順の詳細を読み込むことは難しいですが、同時進行で手順を見ることができたのは、非常に参考になったと思っています。








2017/01/30

《製図》エスキス再構築1

エスキスは、後半戦までなかなか思い通りに終わらず苦労しました。
時間が想定より20~30分程度長くかかりました。

製図は時間との勝負。時間管理は大切です。
エスキスと作図の手順は早いうちに固定化しておくのをおすすめします。
そして、その作業ごとに時間をチェックし、見直し、他の課題と見直すことで、自分の弱点が見えてきます。

手順毎に時間をはかり、どの部分で時間がかかっているのかをチェック。そうすることで自分の弱点を知ることができました。


(音のでないストップウォッチは必須です。)

私の場合は、ちびコマや倍コマをなんとなくそこまでパターンだしせずに1/400に突入。そこでプランがうまくまとまらず詰まってプランをこねくりまわしているうちに時間がかかることが多いことがわかりました。
そこで、最初に対処したのが、悩んでいる部分を倍コマやちびコマというひとつ前段階の方法に戻って検討をしました。そうすることで、検討時間が短縮できることがわかりました。
もっとちびコマや倍コマに時間を費やすことと、手順をいつでもさかのぼれるようにしておくことです。
時間優先と思って、省いたり手戻りがいやでやっていたことが逆に時間を食っていたことがわかりました。

こんな感じで、自分の弱点を洗い出し、それに対してどんなことが有効かを検証しました。当初、機能図を書かずにエスキスをしていましたが、後半に入り取り入れるように手順を変えました。

5分の作業時間の追加が、その後の10分の短縮になれば、時間は縮まります。そんな感じで自分のエスキス方法をアップデートしていきました。



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2017/01/27

瞑想

製図試験の時、瞑想を取り入れるとミスが劇的に減るという噂がありましたが、実践せず。
既に昨年の話題かもしれませんが、マインドフルネスを生活に取り入れてみようかと思います。きっかけは、育児疲れのママさんにも短時間で気持ちの変化があるということを知り、夫婦で朝、息子が起きる前の10分間、ー、、やってみようかという流れ。

結果はいかに?!三日坊主にならないように実践してみます


とりあえずの入門版?!
CD付きはやりやすそう


ブームのきっかけ的な本?!
そこそこ知りたいひとむけ??


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2017/01/21

《学科》計画は休暇時間で勉強する

学科において苦手な人はとことん苦手な計画における作品について、単に暗記物としてしまうと膨大な作品群の前にたちうちできません。
そんなものに対して特別勉強時間を確保しなくとも、対応できる方法があります。たまたま図書館で見つけた本と昨年出た本は、楽しく時代背景や特徴を捉えながら読むだけで覚えられるかもしれない本です。結構面白く読めるので、私は学科時代に勉強の合間の休み時間に読んで作品を覚えました。ビジュアルで印象として読み込めるので細かいこと覚えなくても対応できちゃうかもしれません。
図書館にある本なので、試し読みしてみるといいかもしれません。五十嵐太郎さんの著書は、面白く建築をとらえることができて面白います本が多いので、好きです。

おかしな建築の歴史



現代から歴史を遡って、作品を紹介。紹介の仕方は一つのキーワードをもとにその特徴をビジュアル多めで解説。

図面でひもとく名建築



写真だけではわからない作品の特徴を図面を読み解きながら説明。
ル・コルビュジェ、フランク・ロイド・ライトら近代建築の巨匠をはじめ、フランク・ゲーリー、SANAAの現代建築、薬師寺東塔、シャルトル大聖堂等の歴史建築まで66の事例について具体的な図面の読み方を解説しています。

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2017/01/20

《製図》参考にしたもの

1年目は時間もなかったので、記述のネタは学校の解答例をひたすら模写し、パターンとして刷り込む作業が主体でした。内容を考えるより、時間を短く端的に質問に回答する訓練しかする時間がなかったです。
2年目は半年間の準備期間があったのと、どんな課題がでるか定かではなかったので、幅を広げるためにも以下の2つの資料を参考資料として眺めてました。



限られた枚数で、計画内容を端的に伝えるためのプレゼン資料です。建築計画だけでなく、構造と設備についても少ない文章とイメージで審査員に伝えるための表現は、記述の試験においてとても参考になると思いました。
記述の回答をする際に、今までにない切り口や表現を会得することができます。といっても、結局時間優先でありきたりな回答になりますが、どんな問題がでても答えられるという心の持ちようが違ってきます。
内容は基本的内容から最新技術や傾向についても提案されているので、単純に建築の知識の蓄積としても役立つものだと思っています。




公開されているものは庁舎などが多いのですが、実際に建つ建物についてどのような計画がされているのか見ることができます。図面とその解説を見ることができるので、環境、設備計画、構造で、実際につくられる技術を知識として会得できるので、記述のネタになります。実務で大規模案件をやったことがない方でも、実際の設計でどのようなポイントが重要なのか見ることができるので、参考になるかと思います。



相変わらず試験と実務はかけ離れたものですが、ここ数年で少しだけ受験者の「提案」のアピールが採点の対象となってきたように思います。「提案」ありきでは、案はまとまらないので、試験と割り切る必要がありますが、「提案」がない回答は小さなミスひとつで他の案に負ける案になってしまうような気がします。
できるだけきれいなプランをつくってできる余白や図面表現に現れない部分に「提案」をぶち込むイメージです。
記述は、そんな「提案」を好き勝手できる側面があるので、実践的な知識があったほうがプラスになるかと思います。ただ単に単語を並べた文章は読んですぐわかりますので、一歩踏むこめる記述を書けるように準備することは大切だと思います。


上記2点の資料は、コンペやプロポの勝者が作成している資料でもあります。そういう意味でも洗練され役立つ内容がたくさんある参考資料かと思います。先にも書きましたが、実際の試験ではここで得た知識はほとんど披露できないまま終わりますので、無駄な勉強と言われるかもしれませんが、どんなポイントをアピールしたら良いのかといった基本的な部分でも、自分的には大いに参考になったと思っているので紹介しておきます。


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2017/01/17

《学科》もう間に合わない?

という質問がありました。

資格学校は昨年11月から講義開始。
ブログ大賞参加者もそろそろ1巡終わり。
法例集線引きも正月休みに完了。
そんな話がちらほらしてくる最近。

勉強のスタートが遅れて、勉強始める前から早くもやる気低下中。

そんな経験を過去に何度もしたわけですが、学科通過した2015年はまだ勉強始めてません。

2015年1月22日に合格物語を購入した記録があります。その日からタブレットPCを買い、新しい法例集を買い、勉強の体制を1週間位かけて構築して、一月末に勉強を開始しました。

製図は三回のリミットがあり、角落ちすると、振り出しに戻ることになるので、みんな死ぬ気で頑張ります。学科もあと一回と本気で思い続ければ、今何をしなきゃならないか、自ずと見えてくるはずです。

まだまだ遅くはないです。

これからやる事の参考例です。

① 最新の勉強道具を揃える
法改正もあるので、最新の情報で勉強するのが一番です。今年で最後なので惜しまず勉強環境を整えます。
合格物語を使うなら絶対タブレットPCがオススメです。選ばなければ安い買い物です。
Nでもテキストだけで10万という自宅学習支援のコースがあります。


② 過去の試験結果を検証する
受験経験ある方は、ウラ指導の取りこぼしチェッカーで、昨年の結果を検証してください。難しくない問題を落として不合格になってることがわかるはずです。そこに気付ければ、合格ラインがそこまで高くないことを体感できます。

③ 毎日勉強する癖をつける
5分でも5問でもいいので、毎日勉強したという事実を積み重ねます。そのうちもっと勉強したい気分になってきます。その前にやめたい気持ちに襲われますが、瞑想でもして乗り越えます。

④ GW前までの目標を設定
GWは、勉強時間確保できる最大の時期。そこまでにどんなことが出来てればいいかなと想像してください。
自分はとりあえず過去問全てに触れておければいいなと思ってました。欲を言えば、理解度を広く浅く自分で把握しておくことと考えてました。理想的な目標と最低限の目標を決めるといいかもしれません。
ちなみに私は理想は2巡。最低は1巡とし、1.5巡くらいが実際だったかと思います。

⑤ 1週間の目標をたてる
GWまでの理想的な仕上がり具合を考慮して、過去問をこなすペースを計算。単純に7000問という母数を1巡目標日までの日数で割って、1日の量を算定。
しかし、大抵この算定した量はこなせないので、都度、目標日を変更し、柔軟に対応(甘やかす)ことが肝です。
ただし、③と④で決めた最低ラインをわらないことは死守します。

⑥ 目標は高くしない
目標を高くしすぎないことが継続の肝と思います。特に初期はわからない問題だらけでかなりへこたれます。しかし、GW後のラストスパートに活きるので、量をこなすより継続することを重要視して進めるといいかもしれません。
私の場合は、七月に入ってようやく点と点が繋がり始めた感覚になったように記憶しています。絶対間に合わないと7月まで思ってました。でもそこからの理解度が深まる感覚のスピード感はは結構快感でした。

⑦ 講義を活用
地域が限られますが、合物とウラ指導の講義は参加したいところです。ポイント学習となり、1人悶々と進める勉強のリズムとやる気を作ってくれます。
そこでの落とし穴は、勉強仲間を作りすぎないことです。情報交換会と称した飲み会が多発してたようにも思います。
人によりますが、私はそのような時間より自分でやるのが性格にあっていたので、講義終了後は質問がなければ速攻で帰宅して復習。

⑧アウトプット
勉強はインプット。ですが、しばらくやっていくうちに、今日は何を勉強したかを必ず振り返るようになりました。それがブログという形式だったのですが、インプットしたままではなくこのアウトプットすることが、よかったのだと思ってます。
ブログ大賞というシステムがありますが、合う合わないがあります。自分なりの方法を見つけるのが大切です。

といった感じです。
まずはGW前の前半戦です。何やったらいいかどんな勉強法がいいかなんて、人のアドバイスほど信用できないものはありません。
まずはシンプルに目の前にある過去問に向きあって、そこで見えてくる次のステップを考えていくのが、正解だと思います。
悩んだら人に与えられる情報より自分で探した情報をあてにして試行錯誤を繰り返しました。
少なくとも私はそうやって勉強を続けて結果を出すことが出来ました。

まだ間に合います。

2017/01/14

《製図》ユープラ分析【補足図】

記述の検証も進めます。
自分の中では記述はノーミスが当たり前と思いながら取り組みました。記述でのミスは図面上のミスで考えれば、大きなミスと同等。減点にはならないと思ってますが、試験への取り組む姿勢として補足欄は必ず記入しようと心がけました。

合格案68案のうち
・①②共に記入  29案
・①のみ記入 5案
・②のみ記入 22案
・記入なし 12案

ということで、なにかしら書いた人は、約8割。
①は書けなくとも、②(自然換気、自然採光)は簡単な図で表現できるはずです。そんな訳か、②のみに対応した人も多く、空欄よりかは何か書こう。でも間違いのない範囲で。という判断でしょうか。

プロポ等でよく見る環境断面の簡易版をつくり、そこに注釈して表現するのがスマートな回答のように思います。



つまり、作図した断面をシングルラインにして空欄に書けば済んだ話。=エスキスで書いた断面検討の絵を書けばよかったという話。
新たに追加して考える必要はなかったように今気付かされます。

記述は言葉の羅列ではなく、プレゼン資料。コンペやプロポの資料作成の感覚を取り入れると勉強しやすいかも。

そんな感覚で取り組むと仕事にも役立つし、いいものが出来上がり、合格に近付けるかもしれません。



《製図》役立った本

少し古い本なのですが、
構造を広くさらりと理解するのに役立った本です。

建築家のための耐震設計教本 新訂版



■目次
・1 地震と震災
・2 地盤による耐震性能の違い
・3 津波による災害
・4 求められる性能設計
・5 建築物による耐震性能の違い
・用途ごとの課題
・6 構造方式の多様化とその選択
・7 建物の形態と耐震性能
・8 非構造部材の耐震設計
・9 設備の耐震設計
・10 木造住宅の耐震設計
・11 工事監理と竣工後のフォロー
・12 構造技術者、設備技術社との協働
・13 都市施設の限界と自律的防災体制
・14 まちづくりと震災対策
・15 これからの生活空間と震災対策

目次は上記の内容ですが、5〜9の項目で何ページかをコピーしてファイリングして勉強のテキストとして、記述の知識として蓄積しました。
内容は学校のテキストがあれば対応出来る範囲ですが、もう少しだけ知識を掘り起こしたい時によくまとまった本だと思います。
構造知識があやふやという方、記述が弱いと思われてる方には役立つ本だと思います。

前半戦のうちに、図書館で借りて読むといいと思います。





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2017/01/11

《製図》実例見学のすすめ

課題発表後、まずやるのは実例見学。
これは絶対やった方がいい。
百聞は一見に如かずとは、よく言ったものです。

今回、子育て世代には、タイミング的には最高の課題。
試験対策として見学した施設は1件ですが、
息子の来年度の預け先として見学した施設は、数知れず。

おかげさまで、部屋の構成や機能、つながりを体感。
それがプランニングを考える際になにを優先すべきか、
という問いに対して迷うことなく回答できたと思います。

複数見てよかったのは、絶対こうしなければならない。
という形はなく、他の条件でいかようにも変化すること。
主役の子供のための空間であることが一番ですが、
それを管理しやすい先生の空間となっていることも重要。
このふたつをバランスよく計画に落とし込んでいる施設は、
とても参考になりました。

また、建築雑誌で子育て施設の特集がたくさんあるので、
その事例集を読み込みました。
新建築で紹介されているものは、一見特殊なプランですが、
各施設の関係性に変化はなく、参考になる作品も。
逆に特殊例は、自分の空間ボキャブラリーの蓄積になり、
対応に柔軟さをプラスしてもらえたかもしれません。
(といっても本番で披露する余裕はありません)

そんな形で、課題の特性を知りつつプランニングの
知識を蓄積していく作業が役にたったと思っています。

課題により見学しにくい施設だと数が限られますが、
どこかの有名な建築家がつくったものでなく、
近所にある変哲もない施設で充分です。
そこで働くスタッフの方々のお話を聞けることが、
施設を理解するうえでとても役立ちます。

所詮試験と思うところがあった昨年は、
実例見学はあまり重要視してませんでした。

迷惑にならない範囲での見学は絶対必要かと思いました。

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2017/01/09

《製図》総合資格?日建学院?

製図初年度、S短期。
2年目は、N長期。

わかる範囲と私見で、SNを比較。


過去の比較記事
資格学校の選び方 
総合、日建、TAC、それとも?
【講義時間】
前半は、Sは週一。Nは週ニ。
後半は、S9時〜22時前後。N9時〜18時。
Nでは、家で子供と夕ご飯が食べられるのは、今のライフスタイルにはあっていてよかった。
Sは講義終了後、講師毎に集まり、勉強会。学校を出るのは23時とかよくあった。最終日は、終電で帰宅。

拘束時間が圧倒的にSの方が長いのですが、その時間ってほとんどが実習の時間。1日完結で緊張感をもって課題をこなすことは、初年度の短期決戦にはとても有効だが、二年目以降は不用と思った。

【受講料】
割引率で差が出ますが、講義時間の差=受講料の差です。Sが高いのは上に書いたように講義時間が圧倒的に多いから。時間以外では、私の学校がそうだっただけですが、教務担当がNはビジネスライクな対応に対し、Sは熱い。営業は散々ですが、教務や講師には感謝している。時間外の対応(=付加価値)はSが圧倒的によい。

【オプション】
直前有料講習について、N長期はオプション込みの値段なので、追加料金はなし。
一方Sは、がっつり取られます。必要な情報なら基本コースに組み込めよと、文句を言って、受講しなくてランク3。というわけではなく、有料講座は不用と今でも思っている。(特に構造設備)

【製図用紙】
Sは、有料。
Nは、エスキス用紙は何枚でも無料。
製図用紙は課題ごとに敷地や枠がプリントされたものを一枚配布。それ以外はエスキス用紙で代用できるので出費ゼロ。

【講師】
Sは、担任制。基本的に1人の講師がすべて面倒をみるので、当たり外れあり。
大きな校舎だったので3グループで一つの教室を利用しており、教室内には3人の講師がいるが、自分の担当以外はほとんど見ることはない。小さな校舎に通っていた友人は、1校舎1講師だったので、講師とそりが合わず、校舎を変えて大変そうだった。

Nは、4グループ分の学生と4人の講師がいて、担任制ではなく、週代わりで添削を担当。まんべんなく4人の講師が対応する環境。当たり外れの確立もぐっと下がる。後半になると4人の講師の特性がわかるので、こちらから講師を選んで質問できる。

正直、学校の差ではなく講師の実力次第で合格率は変化する。
あきらかに合格率が高い講師の情報を入手していれば別だが、そうでない場合は、多少遠くても大きな校舎を選択するとはずれを引く確立は下がるはず。(Nの場合)

【エスキス手順】
どうしてもSのエスキス手順になじめず。
「ファーストイメージ」「セカンドイメージ」という流れが抽象的な部分が多く、ビデオ解説のなかでエスキス完了時に、「というわけでファーストイメージと同じようになりましたね」というコメントに、「なるわけない!!」と心のなかで何度も突っ込みしていた。
ということで、初年度はSの指導よりウラ指導本と海豆さんのエスキス方法を取り入れて初年度は課題に取り組んでいた。

その点、Nは順序にそって理論的なエスキス手順という印象だったので、1年目のエスキス手順はすべて捨て去って、Nの方法で再構築して行った。

特に後半戦は、ビデオで解答例のエスキス手順を何度もトレースして、ひとつの模範解答例への考え方と自分の考え方の違いを確認し、整理できたことがよかったと思っている。配布される解答例は1案だが、配布されたエスキス解説とビデオのちびコマプランが少し違っていることがあり、いくつかの方向性を確認できるものだったのも役立ったと思っている。

【テキスト】
手元にテキストがないので、記憶と印象になるが、
Sのテキストは、試験に必要最小限の情報をまとめている印象。
一方Nは、一歩踏み込んだ情報も掲載してくれている印象。

空調機械室の必要面積の算定は、対象面積×係数があれば試験的には問題ない。
Sは、その係数が掲載されているが、Nは、この面積なら室内機が何台必要なので、これだけのスペースがいるという情報までまとめて掲載されている印象があった。
Sのオプション資料にあった空調機器のプロット図や配管図の情報が、Nのテキストにあったので、理解するために数値を覚えるだけでない勉強ができた印象。

係数だけだと、どうしても面積を多くとってしまい、プラン上不利になるので、しっかり原理を押さえることでプラン上の制約も少しは抑えることができるのかなと思う。
ただし、初年度はそこまでケアする余裕もなく、とにかく係数によるあたりをつけて作業するぐらいがちょうどよかったとも思う。


というわけで、SNどちらかと聞かれれば、Nと答える。

結果をだせたので当然の回答だが、初年度Sでしごかれた経験があってこその2年目なので、Sも間違いではなかったと思っている。


ただし、昨年今年と合格率では明暗をわけているようなので、そのあたりも踏まえて学校選びをした方がよいと思う。
学校でよい結果を出せれば合格できる試験ではないのは確実なので、出された課題を消化するだけでなく自分で考え勉強する余白を残せる環境が合格できた要因、合格率で差がでた要因なのではとも思っている。

私見なので、実際と違う場合がありますが、参考になれば幸いです。

2017/01/08

《製図》全部見る必要はない

ユープラは、合格案だけ見ておけばいいです。
不合格案を検証すると、なぜこれが受かってこれが落ちてる?と、いう疑問ばかり。
そして、落ちてる理由を探るより、受かっている共通点をたくさん見つけることが大切です。
その共通点と自分を照らし合わせて自分を矯正していきます。
ミスを指摘しあっても力にはなりません。下手なプランを見ても参考にはなりません。
細かな部分ではなく、大きな全体から分析できるようになりたいです。(自分もできてません)

70案弱ある合格案も、これは文句なしに合格という案と、標準解答例のみでいいかもしれません。

こんな案でも合格という内容を見ても参考にはなりません。

と思います。

2017/01/07

《製図》勉強環境の選択

この時期に一番気になること。
勉強環境をどうするのか。についてです。
昨年私も悩みました。

S短期でみっちりしごかれ、ランク3。
この状態から合格取得のための最善策を考えました。

過去に書いてますが、学校の値段は、講義時間の量と比例します。Sが高いのは、講義時間が長いからです。
単位時間あたりの差はTが少し安いですが、主要学校三者ほとんど変わりはありません。

自分でしっかり考えて取り組む時間を充分確保したかった。

知識と技術の詰め込みでは、よくてランク1とランク2の瀬戸際。
もうすこし上を目指すには、自分で主体的に取り組む必要があると反省してました。

Sだとその余裕がないのがわかっていたので、まずSは候補からはずれました。

完全独学も、仕事と家庭と勉強という三者をしっかり管理できる自信がなく候補外。

ということで、候補は以下の四つ。

1.日建長期
2.日建短期
3.タック(短期しかない)
4.ウラ指導直接塾+後半通信

長期か短期かが悩みどころ。
前半戦は、1年目で得たスキルの再構築と維持。
改正以降の過去問を主体にして、エスキスと作図、記述知識のベースをつくり直すこと。
自分でやるか否かですが、結局、学校を利用しようという結論となりました。

家に三歳児がいるので、子供がいないか寝ている時のみ、勉強できるので、集中して勉強する環境が欲しかったのも本音。
さすがに図書館で製図台をセットして自習はできません。通学は、週末家をあける理由にもなります。

前半戦は、ウラ指導つながりで知り合えた方々が定期的に自主勉強会をやっていたのですが、学校の課題との両立が難しく、1回参加のみとなり、残念な形となってしまいました。

資格学校を利用されていたり他を利用したり様々ですが、前半戦は、学校を利用せずとも仲間がいれば、充分準備できるんだなと自分の弱さを少し反省しました。

長期のタックがあれば、選択していたかもしれません。

最終候補として、日建長期を選択し、大金を振り込みました。

次回はSとNの比較を私見で書いてみます。

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2017/01/05

《製図》2年目の取り組み02

ユープラの分析を投稿してますが、
これは去年やっていたこと。

投稿内容のようにわかりやすい部分から開始。
そこから気になる部分を掘り下げる作業。

量がすごいので合格図面のみチェック。
自分との違いを確認する作業です。

去年は結果が出る前に、
自分なりのランク1を選んでおき、
不合格になっていた案を再確認。
どこが合格か不合格かを見定めます。
といっても、見極めポイントがはっきりせず、
うやむやになった作業でもありました。

ということで、
今年は合格図面の傾向のみに目を向けてます。

手前味噌ですが、自分の案が多数派だな。
と確認することができます。

昨年、こうしようしたのは、
ウラ指導さんが開催してくれた
座談会とユープラ講習会がきっかけ。
同じランク3の方のご自身の分析の内容が、
自分の案を見直すヒントとなり
勉強の方針を見定めることができました。

出来上がった図面を見比べるのも大切ですが、
自分でしか思い起こすことができない
そこに至った過程をさかのぼり、
どこで道を外れたのかを
合格図面を見ながら見極めるのがポイント。
人からの添削は図面から読み取れるものしか、
チェックできません。

本当にミスの数だけで落ちた方は別ですが、
エスキスの過程に原因があると思います。
でもそれは自分にしかわからないこと。

思考を巻き戻して、検証していくと
改善点が見つかるかもしれません。

そんな思いで、昨年の一月を過ごしました。

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2017/01/04

《製図》ユープラ分析【スパン割り】

合格案68案のスパン割を分析。

【長手方向(東西)のスパン割】

6スパン 16案(23.5%)(※均等7mは13案)
7スパン 52案(76.5%)(※均等6mは38案)

7スパン案が多数派。南向きにしたい居室が多数あったのが理由でしょうか。
6スパン案は、2階に保育室配置(2案)、柱割とずれた部屋割り(3案)といった変則案もあるが、それ以外は、無理をした配置計画ではない印象。
6スパンでも解ける問題だけど、7スパンのほうがより解きやすい課題だった傾向。


【短手方向(南北)のスパン割】
3スパン 1案(1.5%)
4スパン 64案(94.1%)
5スパン 3案(4.4%)

ほとんどの案が4スパンを採用。そのうち均等7m47案。均等6m7案。
均等6m×4スパンの7案と5スパンの3案は、すべて長手が均等7m×6スパン。


【長手×短手のスパン割】
・7×3スパン 1案(1.5%)
・7×4スパン 51案(75.0%)
・7×5スパン 0
・6×3スパン 0
・6×4スパン 13案(19.1%)
・6×5スパン 3案(4.4%)

多数派としては、7×4スパンとなった。それ以外の選択でも合格できるが、7×4スパン案がどういったエスキス過程をへてまとめられているかを分析し、自分との違いを見つけるのがよいかもしれない。

Nが公表している6m×7m採用案(推定7×4スパン)が受験者サンプルの約8割強を占めているのは単純にNの教え方によるものかと思う。
7m×7mや7m×6m採用案(推定6×4スパン)が合格案にないまたは少ないという分析ですが、合格できないわけではない。ただ解きにくくなっていたという傾向はうかがえる。
(サンプル200人のうち172人が6m×7mを採用し、そのうち99人が合格(合格者数は112人)という分析結果。)


全体としても同じ傾向かもしれないが、保育所の配置計画と同様、比較的顕著な傾向をみることができる。
合格案の共通点と自分とのずれ、違いを分析するのが、ひとつの対策になると思っている。

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2017/01/01

《製図》ユープラ分析【保育所部門】

ランク1の68枚をわかりやすい部分ですが、分析していきます。
まだ途中ですが、少しづつ小出しする事にしました。

【保育所部門の階構成】
・1階のみ 65案(95.6%)
・1階と2階 3案(4.4%)

圧倒に1階のみの配置。
2層案の3案(31,219,266)は、主要居室6室に加えて、
遊戯室も南向きにしており、2階へは、保育室+αを配置。

【保育所部門の主要居室6室の配置】

・6室全て南向き 58案(85.3%)
・保育室4室南向き 9案(13.2%)
・それ以外 1案(1.5%)

保育室4室については、67案が南向き。
それ以外の1案(39)は、保育室1室が東向きだが、
残り5室+遊戯室は南向き。

【保育所部門の遊戯室の配置】
・南向き 20案(29.4%)
・それ以外 48案(70.6%)

利用者居室7室全て南向きは、15案(2層配置案3案含む)。
同じ保育所部門の居室でも、優先順位をつけて配置している印象。
南向きの案のうち13案がワンスパンのみの縦長だったり
L型だったり室形状を犠牲にした案。

ということで、保育所部門の骨組みについて、
合格案のほとんどが同じ傾向であることがわかる。
まずここから外れないことが、
合格への第一歩。でしょうか。
というか、保育所部門については、
比較的大外ししない傾向だったのかな。

あけましておめでとうございます

時刻は0時を過ぎ、2017年になりました。
実家に帰省しており、息子の子守役が、
たくさんいるので、自分の時間があり、
ユープラ合格案を一気見したり、
振り返り記事を書いたりしました。

が、そんな時間も長くはなく、
年内でまとめられませんでした。

2017年も引き続き、振り返りつつ、
試験対策に少しでも役立つ情報があればと、
ブログをもう少し続けたいと思います。

2016年、ようやく一つの締めくくりが
できた一年でした。

がしかし、ここからです。
あくまでいち資格、いち通過点。
2017年も引き続きよろしくお願いいたします。