2017/01/04

《製図》ユープラ分析【スパン割り】

合格案68案のスパン割を分析。

【長手方向(東西)のスパン割】

6スパン 16案(23.5%)(※均等7mは13案)
7スパン 52案(76.5%)(※均等6mは38案)

7スパン案が多数派。南向きにしたい居室が多数あったのが理由でしょうか。
6スパン案は、2階に保育室配置(2案)、柱割とずれた部屋割り(3案)といった変則案もあるが、それ以外は、無理をした配置計画ではない印象。
6スパンでも解ける問題だけど、7スパンのほうがより解きやすい課題だった傾向。


【短手方向(南北)のスパン割】
3スパン 1案(1.5%)
4スパン 64案(94.1%)
5スパン 3案(4.4%)

ほとんどの案が4スパンを採用。そのうち均等7m47案。均等6m7案。
均等6m×4スパンの7案と5スパンの3案は、すべて長手が均等7m×6スパン。


【長手×短手のスパン割】
・7×3スパン 1案(1.5%)
・7×4スパン 51案(75.0%)
・7×5スパン 0
・6×3スパン 0
・6×4スパン 13案(19.1%)
・6×5スパン 3案(4.4%)

多数派としては、7×4スパンとなった。それ以外の選択でも合格できるが、7×4スパン案がどういったエスキス過程をへてまとめられているかを分析し、自分との違いを見つけるのがよいかもしれない。

Nが公表している6m×7m採用案(推定7×4スパン)が受験者サンプルの約8割強を占めているのは単純にNの教え方によるものかと思う。
7m×7mや7m×6m採用案(推定6×4スパン)が合格案にないまたは少ないという分析ですが、合格できないわけではない。ただ解きにくくなっていたという傾向はうかがえる。
(サンプル200人のうち172人が6m×7mを採用し、そのうち99人が合格(合格者数は112人)という分析結果。)


全体としても同じ傾向かもしれないが、保育所の配置計画と同様、比較的顕著な傾向をみることができる。
合格案の共通点と自分とのずれ、違いを分析するのが、ひとつの対策になると思っている。

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