2016/12/22

弱点を認識する

一年前、合否結果は、ランク1と2の瀬戸際。
と思っていたら、まさかのランク3。
何かしら重要なポイントの採点の段階で
早々に足切りをくらったのだと思っている。
そのポイントは何かを考えることから
2年目がスタート。

考えられることは、やはり空間構成。
パッとみは、まとまってるように見えるが、
無駄が多く(南北貫通の大きなエントランス)、
居住者のコアまでのアプローチが長かったり、
廊下のクランクが少しあったり。

それもそのはず。
試験中、そこまで空間構成に着眼せず、
とりあえず、必要機能を納めて、
ゾーニングで無理がなければ、よし。
という程度しか考えてなかった。

見る人が見れば、それはバレバレ
どこかでそのしわ寄せがあり、
グチャっとやっつけの部分が各階にあり、
キツキツとユルユルな空間が存在。
エスキスでは、そこがまとまらず苦労した。

試験後、Nの無料添削で担当した講師が、
唯一指摘してくれていた点でもあった。
(その方は今年、講師として指導いただいた)

また、部分ばかり見る傾向があり、
それをウラ模試で指摘されてはいたが、
結局直せないまま試験を受けていたのだと
振り返ると気付く。

空間構成に付随して断面構成も重要と感じた。
試験元が大好きな吹き抜け。
昨年も吹き抜けが要求されたが、
計画した吹き抜けは、北側で二階は繋がらず、
空間的にプラスにはなってない。

余ったスペースを吹き抜けにした
ということがすぐバレたのかも。

ユープラ検証でも二階と繋がらない吹抜けは、
よい評価を受けてないような記憶がある。

ランク3の理由。
採点基準を何度も上から読み返し、
一番引っかかったのが空間構成と断面構成。
自分はここを最重要改善ポイントと考えた。

見直し時間がなかったので、
どれだけミスをしでかしたかは、
正直把握していない。

でも単純なミスは、誰にでも指摘できるし、
セルフチェックのトレーニングと、
見直し時間の確保で対応できる。
あとは、運にも左右される。

もっと根本的に合格する図面をつくるためには、
誰が見てもパッとみでいいと思えるものを
つくる必要がある。
そんなプランができれば、多少のミスがあっても
勝てるのではと思った。

そんな気持ちで、試験対策をスタートさせた。

もし結果がランク2だったら、
ミスさえ無くせばなんとかなる
という程度しか考えなかったかも。
そういう意味では、ランク3に感謝。

今年結果がでたので、
着眼点が間違ってなかった
と思うことができるが、
ユープラで合否結果と図面を見比べると、
色々混乱。

でも綺麗だな〜と、
吹き抜け効いてるな〜と思う図面は、
通過してますね。

根本的に勝てるプラン。
これを目標として、一月から勉強を開始した。

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