2016/10/10

課題主文と敷地条件

試験問題をトレース。
設計条件の主文と、敷地及び周辺条件だけでも、
いろいろ盛り込んでこられ、注意深くなりました。


平成28年 一級建築士試験「設計製図の試験」


設計課題 子ども・子育て支援センター(保育所、児童館・子育て支援施設)

Ⅰ.設計条件

 この課題は、中核都市の市街地にある公立小学校及び公園に隣接する敷地に建つ、子どもたちの健全な育成の場にふさわしい環境の整った「子ども・子育て支援センター」を計画するものである。
 本施設は、一人ひとりの子どもが健やかに成長できる「保育所」に加えて、地域の小学生を対象に健全な遊びや生活の場の提供等を図るための児童クラブ室のある「児童館」のほか、子育てについての相談、情報提供、交流等を行う「子育て支援施設」を設けるものとする。
 また、計画に当たっては、環境負荷低減のため、自然エネルギーを利用し、快適な室内環境が得られるような設計手法(パッシブデザイン)を、積極的に取り入れるものとする。


1.敷地及び周辺条件

(1)
敷地の形状、接道条件、周辺状況等は、下図のとおりである。なお、敷地は、駅から約200mのところに位置している。

(2)
敷地は、平坦で、道路及び敷地との高低差はないものとする。また、歩道の切り開きは、1箇所当たり6mまでできるものとする。

(3)
敷地は、第二種中高層住居専用地域及び準防火地域に指定されている。また、建蔽率の限度は70%(特定行政庁が指定した角地における加算を含む)、容積率の限度は400%である。

(4)
電気、ガス及び上下水道は、完備している。また、井水の利用が可能な地域とする。

(5)
地盤は良好である。なお、支持地盤はGL-1.2mとし、支持地盤以深の圧密沈下及び液状化の可能性はなく、杭打ちの必要もない。

(6)
気候は温暖であり、積雪についての特別の配慮はしなくてよい。なお、風環境は、夏期は南からの卓越風、中間期は北からの卓越風がある地域とする。

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